被害者意識まみれの自分からホンモノの自分への道4
脱皮 しぶとい自分の死4
「こんなひどいところ(住んでる地域)で、
このわたくしの子供の教育を???ふん!冗談じゃない、到底考えられない。とんでもないわ!ただちに脱出よ!!」
被害者意識まみれ女子の私は、
自分は正しいのに、この地域の人が間違った考えをしている。
だから、自分の子には、この悪環境にいさせるわけにいかない。
と信じて疑わず、
もう少し都心にある私立中学を受験させることにしました。
勉強を始めた時期が遅くて、それはもう大変な日々。
入試に出される内容は、公立の小学校の勉強内容とはまるで違うものなんです。
遅くても小学三年生には受験勉強を始めていないと到底間に合わない。
うちの子は、六年生から始めたのですからそれは大変💦
学校を休ませて塾にいかる始末でした。
当然、学校の先生は良く思いませんよ。
当の子供は、ストレスで、勉強しなくなります。
当然ですよ、しかし私は、やり続けます。
「なんでやらないの!勉強しないと合格できないのよ」
という、脅しを。
次第に親も子もボロボロになっていきました。
それでも、
都内の私立中学に合格でき、(なんとか)
晴れて私立のおぼっちゃん。
本人も希望を持っているようすです。
「これでよかったんだ。私!頑張ったんだわっ!!」と自分を褒めたたえました。
プライドも満たされた被害者意識まみれ女子は、
「幸せよね~」と、
自分に酔いしれる日々を少しばかり送っていました。
しかし、また事件がやってきます。
こんどは主人のリストラです。
晴れて私立中学に合格が決まった直後、
リーマンショックの影響ということで、
主人がリストラ対象になってしまいました。
元々英語の大学講師ですので、企業には属してませんでしたが、
その時は、あるIT企業で英語アプリ制作にかかわっていました。
その報酬を見込んでの受験でした。
崩れ落ちました。
「私立にいくんだよ、これから。どうしよう・・・。
生活は?明日からお金が入ってこない。」
何が起こっているのか、まったく、まったく、
理解できず、ただ何かの怒りが増して、どうしようもなくなり、
心身がおかしくなっていきました。
このころから、お金に対する恐怖、トラウマが増幅し、
どうしようもなくなりました。
お金が数千円なくなってもパニックになる時がありました。
「死んだ方がまだまし」
そう思ったことを覚えています。
つづく